中堅社員としての役割に目標管理があります。
チームとしての目標を決めておくことで、集団をより効率的に動かすことができ、メンバー能力も活かすことができます。
目標の作り方としてSMARTの法則を理解することで明確になり、行動に移しやすくなります。
- Specific:具体的な (具体的で明確な目標に落とし込む)
- Measurable:測定可能な (定量的に判断できる形にする)
- Achievable:達成可能な (現実的に考えて達成可能な水準にする)
- Related:経営目標に関連した (上位目標とのリンクや関連性があるものにする)
- Time-bound:期限がはっきりしている (いつまでに達成するか)
部下が指示通り動くようになるMORSの法則も理解しておきましょう。
MORSの法則に当てはめて具体化してから指示を出すようにすると、部下が指示を理解して指示通りに動けるようになります。
- Measurable:計測できる (カウントできるあるいは数値化できているかをチェック)
- Observable:観察できる (誰が見ても、どんな行動をしているのかわかるかをチェック)
- Reliable:信頼できる (どんな人が見ても、それが同じ行動だと認識できるをチェック)
- Specific:明確化された (何をどうするか明確になっているかをチェック)
ビジネスで目標を達成するために、達成の度合いを定量的に評価する指標としてKPI(Key Performance Indicator)の設定があります。
「目標が見える化される」「行動が明確になる」などのメリットがあります。
最終目標(ゴール)の途中に設定された中間目標を、数値で表したものとなります。
KPIには次のようなものがあります
- 営業:売上・受注率・アポイント件数・成約率・リピート率・平均受注単価
- システム開発:エラー件数・標準化率・テスト終了件数
- 製造:生産量・稼働率・不良率・事故発生件数・廃棄率・工程効率性・機械能力指数
- 財務:ROE(自己資本利益率)・ROA(総資産利益率)・当座比率・固定比率・棚卸資産回転率・固定資産回転率
- 採用:応募者数・採用者数・辞退者数・採用コスト
中堅社員としてリーダーシップを発揮するには、まず組織の目的を明確にし、具体的な目標設定を行う必要があります。
目的意識、目標管理は中堅社員として必要なスキルとなります。
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