アサーティブコミュニケーション研修を行いました

「アサーティブコミュニケーション」とは、相手の立場や意見を尊重しつつ、自分の主張を正確に伝える表現方法です。

人が自分の性格を変えることは簡単なことではありません。しかし行動を改めることはできます。アサーション・トレーニングを通して、普段何気なく行っているコミュニケーションの取り方を改めれば、円滑な意思の疎通ができるようになります。

仕事を断れずに抱え込んでしまったり、体調を崩してしまったりする社員も多いといわれているなかで、社員の健康維持は企業にとって大きな課題です。アサーティブコミュニケーションを身に付けることにより、自分の現状を率直に伝えたり、必要なときは助けを求めたりすることができるようになります。

アサーティブに対応するためにはDESC法というやりが方よく用いられます。
DESC法とは、相手に伝えたいことを次の4つに分類し、整理することで伝わりやすくする方法です。
客観的な事実と具体性のある提案を含めて整理するため、伝える際の納得感を高めることができます。

(1)描写(Describe)

まずは客観的な事実のみを具体的に描写する。自分自身の感情、相手に対する評価、推測などは交えず、明白な状況や行動だけを伝えるようにする。

(2)表現(Explain)

「描写」で述べた客観的事実に対する主観的な意見を相手に伝える。その際、感情的・攻撃的な言葉遣いは控え、相手の気持ちを思いやり、誠実さと率直さを心がけながら意見を述べる。

(3)提案(Specify)

現在の問題点について、解決方法を相手に提案する。高圧的に相手を責めたり命令したりするのではなく、相手の同意を得られるよう丁寧に、あくまでも提案・依頼という形を取る。自分が何を求めているのか、相手にどうして欲しいのか、抽象的ではなく具体的な行動を示す。

(4)選択(Choose)

提案に対する相手の態度・意見が「Yes」なのか「No」なのか、その反応に合わせて自分が取るべき行動を示す。柔軟な対応を心がけることが大切となる。

アサーティブなコミュニケーションをするためには

・自分のコミュニケーションパターンを知り、意識的に向き合う

・自分に対しても、相手に対しても誠実に向かい合う

・気持ちや要求は、率直に、簡潔に、具体的に伝える

・相手の立場に関係なく、人間として対等であることを忘れない

・言ったことも、言わなかったことも自己責任であることを忘れない

当社ではアサーティブコミュニケーション研修を承っております。

上部へスクロール